新型インフルエンザのワクチンとは
世界保健機関(WHO)や日本の国立感染症研究所は、世界各地でインフルエンザウイルスの定点観測を行い、その年流行するウイルス株を予測しています。これらの流行予測株の中からその年のワクチン候補が選ばれ、厚生労働省により新型インフルエンザワクチンとして決定されます。しかし、インフルエンザウイルスは変異しやすいため、新型インフルエンザのワクチンは、新型が出現してから接種できるまでに1年はかかるとされています。
今年5月にインフルエンザウイルスが出現してから、感染が急速に拡大したため、国内ワクチン製造メーカー、また海外ワクチン製造メーカーによる新型インフルエンザワクチンの開発が急がれ、現在臨床試験が行われる段階まで進んでいます。輸入ワクチンについては、免疫増強作用のあるアジュバントという補助剤が加えられており、国内ではアジュバントの使用例がないため、副作用などを心配する声があがっています。
新型インフルエンザワクチンは、鶏卵の尿膜腔で培養したインフルエンザウイルスを原料として製造されます。卵を食べて発疹や下痢などの病状に見舞われたことはないでしょうか?新型インフルエンザワクチンは鶏卵を用いて製造されるため、卵アレルギーの方は注意が必要です。ただし、政府が輸入交渉をしているスイスのノバルティス社のワクチンは、原料となるウイルスを鶏卵ではなく、犬の腎臓尿細管上皮細胞で培養しているとのことです。アレルギーを持つ方は、輸入ワクチンを打つという選択肢が必要になるかもしれません。
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