新型インフルエンザ用ワクチンの製造メーカー

秋以降、本格的なインフルエンザシーズンが到来し、新型インフルエンザの拡大が予想されるため、国内のワクチン製造メーカーは、新型インフルエンザ用ワクチンの開発を急いでいます。現在、国内で多く使われている治療薬は、ロシュ社(スイス)の服用薬「タミフル」とグラクソ・スミスクライン(イギリス)の吸入薬「リレンザ」です。ともに1日2回、数日に渡り続けて服用、吸入する必要があります。タミフル服用による異常行動が問題になり、原則10代には使用禁止となっていますから、ほかの治療薬を望まれる方もあります。また、新型インフルエンザの感染者に、治療薬の主流であるタミフルが効かないケースも出てきているため、製造メーカーの新薬に期待が寄せられています。

塩野義製薬が開発中の「ペラミビル」は、注射薬です。感染確認後、1回の投与で効果が期待できるといいます。とくに重症者には、飲み薬より有効です。第一三共は、抗インフルエンザウイルス薬「CS-8958」の第Ⅲ相臨床試験を行いました。CS-8958は、リレンザと同じく専用の器具を使って薬を吸い込む吸入薬です。また、ペラミビル同様1回の投与で治療が可能ということです。富山化学工業は、抗インフルエンザウイルス薬「T-705」の臨床第Ⅱ相試験を開始しました。動物実験段階では、ほかの抗インフルエンザウイルス薬より、高い治療効果を示しているようです。各社とも年内の承認申請を目指しています。早ければ、2010年に発売になる予定です。

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